心 の 風 景 と 童 謡 の 世 界
2008年 3月1日(土) 〜 5月11日(日)
 
注意:4月6日、4月20日、4月27日の3日間は谷内六郎展をご覧いただけません。
  常設展示のみとなりますのでご注意ください。
「水切り」1967年
1981(昭和56)年に急逝した画家・谷内六郎氏。
『週刊新潮』表紙絵を26年間描き続け、日本中で
愛された氏の作品は、今なお多くの人々の心を惹
き付けています。

童心を巧みに描き上げてきた六郎氏の作品の中か
ら、本展では「童謡」をテーマに作品を厳選。だ
れもが口ずさんだ「はないちもんめ」「蛙の笛」
などのわらべうたや童謡にあわせて描かれた作品
を中心に、映画の挿入画、油彩作品「海と風船」
シリーズ、そしてライフワークとなった『週刊新
潮』表紙絵の原画ほか幅広い作品群を展観しま
す。

谷内六郎氏が描き、語ったやさしい心の風景は、
私たちが時の流れや日常によって忘れかけてし
まったものを、鮮やかによみがえらせてくれるこ
とでしょう。

開館以来、芸術と素朴をコンセプトにしてきた
ハーモ美術館では2度目のアンコール展として、
谷内六郎氏の心打つ作品をご紹介いたします。

主な展示作品:
・映画「風と樹と空と」挿入画
・『にっぽんのわらべうた』シリーズ
・LPレコードジャケット原画
・油彩連作「海と風船」
・週刊新潮表紙絵原画作品  ほか
『にっぽんのわらべうた』より「うさぎ うさぎ」
「傘の穴は一番星」
(c) Michiko Taniuchi
禁無断転載
●谷内六郎展・特別イベント●

コンサート 絵画に囲まれて
 谷内六郎の世界をうたう  4月11日(金)
   
うた:菅 千鶴子さん     午後6時30分開場、7時開演

ガイドツアー       各月第2・第4土曜日
  
(学芸員の解説付観賞会)    午後2時より

撮影:平川嗣朗
谷内 六郎 (たにうち ろくろう)
 
1921年東京生まれ。10代の頃から新聞・雑誌にイラストや漫画を投稿し掲載される。55年、第1回文藝春秋漫画賞を受賞。56年の『週刊新潮』創刊と同時に表紙絵を担当し、81年の逝去まで26年間連載を続け、古き良き日本への郷愁をさそう独持の画風で人気を集めた。表紙絵の総点数は1300余点にものぼる。また、壁画やろうけつ染、絵本などの作品も多く、養護学校と交流し、絵の指導を行うなど福祉活動にも力を注いだ。
    谷内六郎オフィシャルサイトへ